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全音階 ぜんおんかいdiatonic scale

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

全音階
ぜんおんかい
diatonic scale

音楽用語。オクターブ中臨時記号により変化されない音によってのみ構成され,5つの全音と2つの半音から成る音階で,正式には全音階的音階という。種々の教会旋法や長短調がこれに含まれる。ただし短音階のうち,全音階に含まれるのは厳密には自然短音階のみである。

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大辞林 第三版の解説

ぜんおんかい【全音階】

一オクターブを五つの広い音程(全音)と二つの狭い音程(半音)に分割した七音の音階。ピアノの白鍵で連続する任意の七音がこれに当たり、長音階・短音階が常用される。 ↔ 半音階

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

全音階
ぜんおんかい
diatonic scale英語
diatonische Tonleiterドイツ語

全音階的音階、全音的音階ともいう。一オクターブを五つの全音と二つの半音とに分割したもので、近代西洋音楽の長音階と短音階(厳密には自然的短音階のみ)とをいう。19世紀中ごろからは半音階的な音が多く用いられたが、20世紀に入ってからは汎(はん)全音階主義のもと、全音階は復活した。また、全音階とは区別される全音音階は、一オクターブが6個の全音からできている音階で、全音階とは異なり、主音とそれに対する機能関係を欠いている点で、むしろ全音音列というべきであろう。これはリストやドビュッシーによりよく用いられた。[南谷美保]

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世界大百科事典内の全音階の言及

【音階】より

…旋律的短音階の下行形は自然的短音階と同じである。 これらの主として全音からなる長と短の7音音階は全音階と呼ばれるが,18~19世紀以後の音楽にはこの全音階の色づけとして半音が多く用いられるようになった。そして1オクターブを12の半音に分けた音階も考えられるようになり,これを半音階(図5)と呼ぶのである。…

【半音階】より

…半音階的音階ともいう。古代ギリシア語の〈彩色されたchrōmatikos〉を語源とし,全音階ないし全音階的音階diatonic scaleと対をなす(図1,図2)。12の半音程から成るオクターブ音階で表されるが,これは相互に等価な半音の連鎖ではなく,全音階を半音で充塡したものと解釈される。…

※「全音階」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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