公船(読み)こうせん(英語表記)public vessel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

公船
こうせん
public vessel

通常は,軍艦以外の政府が所有するかもしくは政府の用に供する,もっぱら公的な用途に使用される船舶をさし,政府船舶公用船とも呼ばれる。公船に対して,民間の所有する商船および漁船は私船と呼ぶ。海上で旗国以外の国家が外国船舶に管轄権を行使しうる場合に,当該船舶が主権免除に基づき当該管轄権の行使を免れうるかが問題となる。すなわち主権免除の適用範囲の問題であるが,船舶に関して制限免除主義を採用した多数国間条約として,1926年の「国有船舶の免除に関する若干の規則に関するブラッセル条約」がある。

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デジタル大辞泉の解説

こう‐せん【公船】

官庁・公署などの管理に属し、公用に供される船舶。練習船・測量船・巡視船など。
国際法上、国家の公権を行使する船舶。軍事用、警察用、税関用の船舶など。⇔私船

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大辞林 第三版の解説

こうせん【公船】

公用に供する船舶。
国際法上、軍艦および非商業目的のために運航される政府船舶(警察・税関用の船舶の類)のこと。 ⇔ 私船

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世界大百科事典内の公船の言及

【舟∥船】より

…(7)登記船と不登記船 総トン数20トン以上の船舶(商法686条2項)で登記をうけた船舶が登記船で,それ以外は不登記船である。【佐藤 幸夫】
[国際法上の分類]
 船は国際法上,公船(政府船舶),私船(商船),軍艦に分類される。 公船とは,軍艦以外の船舶で政府が所有または用船し,もっぱら公の用務に使用するものをいい,政府船舶ともいう。…

※「公船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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