デジタル大辞泉
「六方礼経」の意味・読み・例文・類語
ろっぽうらいきょう〔ロクパウライキヤウ〕【六方礼経】
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ろっぽうらい‐きょうロクハウキャウ【六方礼経】
- ( 詳しくは「尸迦羅越六方礼経」。パーリ語仏典ではSin
gālovādasuttanta ) 原始仏教の経典。一巻。後漢の安世高訳。六方に託して在俗信者の父母・師長・夫婦・朋友・沙門・奴婢に対する敬愛の倫理を説いたもので、仏教の平等観がうかがえる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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六方礼経
ろっぽうらいきょう
仏教経典。1巻。後漢(ごかん)の安世高(あんせいこう)訳になる『尸迦羅越(しからおつ)六方礼経』の略。パーリ本の長部経典31『シンガーローバーダ経』Si
gaālovāda-suttantaに相当。バラモンのシンガーラカSin
gaālakaが亡父の言いつけに従って、毎朝ただ六方を意味なく拝んでいるのを見た釈迦(しゃか)が、その非を諭し、六方のそれぞれに父母・師長・親族・朋友・使用人・沙門(しゃもん)を配して礼拝(らいはい)することを教え、それを中心に在家者の実践すべき仏教倫理を説いた経典として有名。
[石上善應]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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六方礼経
ろっぽうらいきょう
初期仏教の在家の人間の生活規範を説いた経典。正しくは,『仏説尸迦羅越 (しからおつ) 六方礼経』。成立はかなり古いと考えられ,パーリ語の仏教経典のなかにも対応する経典があり,漢訳にも異訳がこのほかに3種存する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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