六椹八幡宮(読み)むつくぬぎはちまんぐう

日本歴史地名大系 「六椹八幡宮」の解説

六椹八幡宮
むつくぬぎはちまんぐう

[現在地名]山形市鉄砲町一丁目

江戸時代に城下町であった鉄砲てつぽう町のほぼ中央部に鎮座し、けやきの社叢に囲まれる。祭神は誉田別尊・比大神(一説に玉依姫命とも伝える)・息長帯比売命の三柱で、旧県社。現在の例祭は九月一五日。城下の人々から「鉄砲町のお八幡様」とよばれ、城下南部の鎮守として崇敬されてきた。近世十日とおか町以南は当宮、よこ町以北はみや町の鳥海月山両所ちようかいがつさんりようしよ(城下北部の鎮守)氏子と南北に二分した。社伝によると天平年中(七二九―七四九)大野東人の創建と伝える。前九年の役に際し当地を訪れた源頼義・義家父子が里人から椹の大木が六本あり、ゆえに当所を六椹の里と称し、八幡大神を祀っていると聞き、「陸奥の苦を抜く」に通じるとして戦勝を祈願。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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