六郷新三郎(読み)ろくごう しんざぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「六郷新三郎」の解説

六郷新三郎(2代) ろくごう-しんざぶろう

1742-1834 江戸時代中期-後期の歌舞伎囃子(はやし)方。
寛保(かんぽう)2年生まれ。初代六合新三郎(宇野長七)の門弟とされ,2代を襲名して六郷改姓大鼓名手で,11代中村勘三郎から猿若山左衛門(4代)の名をゆずられ,江戸中村座頭取となった。天保(てんぽう)5年6月2日死去。93歳。

六郷新三郎(4代) ろくごう-しんざぶろう

?-1850 江戸時代後期の歌舞伎囃子(はやし)方。
2代の子といわれ,文化11年4代をつぐ。小鼓,太鼓をかね名声があった。「勧進帳」の囃子を作曲嘉永(かえい)3年7月13日死去。前名は六郷楳太郎(うめたろう),新右衛門。

六郷新三郎(5代) ろくごう-しんざぶろう

1815-1887 江戸後期-明治時代の歌舞伎囃子(はやし)方。
文化12年生まれ。4代の長男。嘉永(かえい)3年5代を襲名した。のち群馬県高崎に移住。明治20年7月31日死去。73歳。江戸出身。前名は六郷常三郎。

六郷新三郎(3代) ろくごう-しんざぶろう

?-? 江戸時代後期の歌舞伎囃子(はやし)方。
2代の門弟で,寛政9年(1797)3代を襲名。のち太田市右衛門と改名した。文政4年ごろまで江戸中村座に出演。前名は六郷惣市。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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