共立(読み)キョウリツ

デジタル大辞泉 「共立」の意味・読み・例文・類語

きょう‐りつ【共立】

[名](スル)
並び立つこと。並立
両方権利が―しない時に」〈寅彦ねずみと猫〉
共同して設立すること。「共立校」

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精選版 日本国語大辞典 「共立」の意味・読み・例文・類語

きょう‐りつ【共立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 並び立つこと。二つ以上のものがともにあること。並立(へいりつ)
    1. [初出の実例]「政府の体裁と国民の自由と恰も共立並行せり」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    2. [その他の文献]〔詩経疏‐小雅・南有嘉魚〕
  3. 二人以上の者が共同して設立すること。平等の立場で運営すること。
    1. [初出の実例]「一 管内共立の学校及貧院病院等の事」(出典:地方官会議日誌‐一七・明治八年(1875)七月一〇日)

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「共立」の解説

共立

正式社名「株式会社共立」。英文社名「KIORITZ CORPORATION」。機械工業。昭和22年(1947)「共立農機株式会社」設立。同46年(1971)「株式会社共立」に社名変更。本社は東京都青梅市末広町。農林業機械製造会社。チェーンソー・散布機・刈り払い機で高いシェア。米・中にも製造・販売拠点を展開。東京証券取引所第1部旧上場。平成20年(2008)新ダイワ工業と経営統合し共同持株会社「株式会社やまびこ」設立、完全子会社となり上場廃止。同21年(2009)やまびこに吸収合併

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「共立」の意味・わかりやすい解説

共立
きょうりつ

農林業用機械メーカー。チェーンソー農薬散布機で国内シェアトップを誇る。1947年共立農機(手動散布機製造業)として設立。1971年社名を共立に変更。散布機からエンジン,チェーンソーと生産品目を拡大し発展した。焼却炉や結束機など新分野へ転換をはかった。近年北米での事業が好調。2008年新ダイワ工業と共同持株会社を設立,同年 12月株式会社やまびこを設立した。

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