円宗(読み)エンシュウ

デジタル大辞泉 「円宗」の意味・読み・例文・類語

えん‐しゅう〔ヱン‐〕【円宗】

天台宗異称円頓えんどん宗。

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精選版 日本国語大辞典 「円宗」の意味・読み・例文・類語

えん‐しゅうヱン‥【円宗】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 中国、陳の耆闍寺(ぎじゃじ)の安(あんりん)六宗教判を立てて、大集経の教えを指していったもの。
  3. 華厳宗宗旨。また、華厳宗の別称
    1. [初出の実例]「本願良辨僧正専伝華厳円宗」(出典:円照上人行状(1302))
  4. 天台宗の宗旨。また、天台宗の別称。
    1. [初出の実例]「一乗仏戒歳歳不絶、円宗学生年年相続」(出典:顕戒論(820)中)
    2. 「北嶺は円宗一味の学地」(出典:平家物語(13C前)四)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「円宗」の解説

円宗 えんしゅう

?-884* 平安時代前期の僧。
三論宗大和(奈良県)元興(がんごう)寺にすむ。貞観(じょうがん)11年維摩会(ゆいまえ)講師,翌年大極殿(だいごくでん)での最勝会の講師となる。16年律師,元慶(がんぎょう)7年少僧都(しょうそうず)にすすみ,同年12月22日死去。

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