元慶
げんけい
[生]慶安1(1648)
[没]宝永7(1710).7.11. 江戸
松雲禅師元慶。江戸時代中期の仏師。 22歳で仏門に入り,諸国行脚の途中羅漢像の造顕を発心。のち鉄牛和尚を頼って江戸に出る。寄進を得て元禄頃に丈六釈迦像や等身の羅漢像 560体を造り,本所に羅漢寺を創建 (1910年東京,目黒に移転) 。諸尊像のほとんどが現存する。
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がんぎょう〔グワンギヤウ〕【元慶】
《「がんきょう」とも》平安前期、陽成天皇・光孝天皇の時の年号。877年4月16日~885年2月21日。げんけい。
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がんぎょう【元慶】
日本の元号(年号)。平安時代の877年から885年まで、陽成(ようぜい)天皇、光孝(こうこう)天皇の代の元号。前元号は貞観(じょうがん)。次元号は仁和(にんな)。877年(貞観19)4月16日改元。陽成天皇の即位、白雉・白鹿献上の瑞祥を理由に行われた(代始・祥瑞改元)。陽成天皇は884年(元慶8)、光孝天皇に譲位した。
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がんぎょう グヮンギャウ【元慶】
(「がんきょう」とも) 平安時代、陽成天皇の代の年号。貞観一九年(八七七)四月一六日改元。但馬国で白雉、備後国で白鹿を貢献するなどの瑞祥による(三代実録)。元慶九年(八八五)、光孝天皇の代に仁和(にんな)と改められた。げんけい。
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