デジタル大辞泉 「冴え冴えしい」の意味・読み・例文・類語 さえざえ‐し・い【×冴え×冴えしい/×冱え×冱えしい】 [形][文]さえざえ・し[シク]1 澄んではっきりしている。澄みきっている。晴れわたっている。「―・い秋の空気」2 気持ちがすがすがしい。気分が晴れ晴れとしている。「―・い笑顔」[類語]澄む・澄みきる・冴え渡る・冴え返る・澄み渡る・透き通る・澄ます・清澄・透徹・冴え冴え 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「冴え冴えしい」の意味・読み・例文・類語 さえざえ‐し・い【冴冴・冱冱】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]さえざえし 〘 形容詞シク活用 〙① さえている上にもさえている。ひじょうによくさえている。澄み切っている。[初出の実例]「さかゆく民の薺打はやす音のあやあるも、手づつ成(なる)もさえさえしく」(出典:俳諧・暁台句集(1809)春)② 気持がはればれとしている。また、活気がある。生き生きとしている。[初出の実例]「応対(へんじ)はさゑざゑしく何時もあいあいとこたへ」(出典:談義本・当世下手談義(1752)三)「冴々(サエザエ)しい顔をして野々宮君の家を出た」(出典:三四郎(1908)〈夏目漱石〉三)冴え冴えしいの派生語さえざえし‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例