透徹(読み)トウテツ

精選版 日本国語大辞典 「透徹」の意味・読み・例文・類語

とう‐てつ【透徹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. さまたげるものなく、すきとおること。
    1. [初出の実例]「北人は雖醜、事に堪て透徹するぞ」(出典四河入海(17C前)二一)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐題白蘋洲詩〕
  3. つらぬくこと。一貫すること。徹底
    1. [初出の実例]「ただ直に見性透徹して、生死のながれを截断するより外に別に方便なし」(出典:塩山和泥合水集(1386))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「透徹」の読み・字形・画数・意味

【透徹】とうてつ

すき透る。明らか。〔滄浪詩話、詩弁〕人は、惟だ興趣に在り。~其の妙處は徹玲(れいろう)として、湊泊すべからず。

字通「透」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む