切峰面(読み)セッポウメン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「切峰面」の意味・わかりやすい解説

切峰面
せっぽうめん

ある山地の山頂や尾根などに接する仮想的な曲面をいう。山地は、水食・氷食・風食・雪食・地すべり・山崩れ・周氷河作用などの外的営力によって侵食されている。山地の原地形が形成されてから、これらの侵食営力は絶えず山地を侵食し続けている。山頂や尾根を構成している地表面は面状侵食を受けているので、それらの標高は厳密な意味では原地形の標高を示していない。しかし各山頂や尾根に接する面は、近似値的に侵食前の原地形面の状態を示すものと仮定される。わが国では、切峰面を、山地の全体的な形態、地形面の分類、大きい断層の位置の推定、原地形面の曲隆や曲降の推定、地盤運動や地形発達史の研究などに利用している。切峰面を描くには、地形図上に、一辺の長さが調査する山地の谷を埋めるのにふさわしい幅の網目をかけ、その網目の最高標高を一つずつとり、その高さに基づいて等高線を描く必要がある。

[有井琢磨]

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百科事典マイペディア 「切峰面」の意味・わかりやすい解説

接峰面【せっぽうめん】

切峰面とも書く。大小の谷に刻まれた山地に,たとえばふろしきのようなカバーをかけ,谷の影響を取り除いた場合に考えられる仮想の地形面。浸食によって谷が刻まれる前の原地形に近い面と考えられ,これを図化したものを接峰面図という。実際には地形図に方眼(1辺2〜3km)をかけ,各方眼内の最高点を使用して新たに等高線を描いて作成される。

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