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切支丹物(吉利支丹物) キリシタンもの

世界大百科事典 第2版の解説

キリシタンもの【切支丹物(吉利支丹物)】

キリシタンを題材とした戯曲の総称。1638年(寛永15)キリシタン禁制以来,人形浄瑠璃,歌舞伎ではまともにこれを取り扱うことが許されず,わずかに〈天草軍記物〉として,古浄瑠璃の《天草四郎島原物語》(1666年刊)や《傾城(けいせい)島原蛙合戦》(近松門左衛門作,1719年11月竹本座),またその変種である《天竺徳兵衛郷鏡(さとのすがたみ)》(近松半二作,1763年4月竹本座)などが行われたにすぎず,正統な切支丹物とはいいがたい。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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