歌道伝授の一形態。全紙を横半切以下に小さく切った紙に,歌道上の奥義秘事を記して相伝した。古典講釈における切紙は,元来疑義や異説を書いて添付した紙片で,副次的であった。しかし1471年(文明3)東常縁(とうつねより)から宗祇への「古今集」の講釈で秘説を切紙に記して与えて以後,とくに古今伝授において,聞書きを補完して三鳥(さんちょう)・三木(さんぼく)などの奥義を伝える手段として秘儀化・権威化され,形骸化しつつ近世まで続いた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...