別体(読み)ベッタイ

デジタル大辞泉 「別体」の意味・読み・例文・類語

べっ‐たい【別体】

形体様式を異にすること。
漢字で、標準字体に対して、その俗字略字古字などのこと。異体

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「別体」の意味・読み・例文・類語

べっ‐たい【別体】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 体を別にすること。形体を異にすること。また、その体。
    1. [初出の実例]「三十三身の別体。化度区々(まちまち)に分たりとて、手自ら観音の尊像を作り」(出典三国伝記(1407‐46頃か)一一)
  3. 漢字で、標準とされている以外の字体。正字以外の俗字・古字・略字などをさす。
  4. 別のもの。別種ふう一派風格。〔南史‐劉孝綽伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「別体」の読み・字形・画数・意味

【別体】べつたい

別種の様式。清・金農〔新編拙詩四巻、手自ら鈔録し、女児に付して収蔵せしむ、雑題、五首、一〕詩 しく嗟(なげ)く、骨相(や)するを 常に別體を裁して、榛(しんぶ)を闢(ひら)く

字通「別」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android