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力積 りきせきimpulse

翻訳|impulse

6件 の用語解説(力積の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

力積
りきせき
impulse

一定の力Fとそれが働く時間 t との積で与えられるベクトル量 Ft のこと。ある時間の物体の運動量の変化は,その間に働いた力の力積に等しい。力Fが時間 t とともに変るときには力積は積分 ∫Fdt で与えられる。

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デジタル大辞泉の解説

りき‐せき【力積】

力と、それが作用していた時間との積。力が時間により変化する場合には、力をそれが作用した時間で積分した値。力積は力を受ける物体の運動量の変化に等しい。インパルス

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百科事典マイペディアの解説

力積【りきせき】

力とそれが作用する時間との積。力が時間的に変化するときは,時間に関する力の積分量をさす。力積はこの時間内にその力を受ける物体の運動量に等しい。ごく短時間に大きな力がはたらく撃力の場合特に重要な量となる。
→関連項目運動量

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世界大百科事典 第2版の解説

りきせき【力積 impulse】

インパルスともいう。力にそれが作用した時間をかけたベクトル量をいう。力が時間的に変化するときには積分によって,力Ft1からt2までの間の力積と定義すればよい。質点の運動量(質量と速度の積)をpとすると,運動の法則はFdp/dtとかけるので,Fdtdt間の運動量の変化dpに等しく,それを積分した力積は運動量の変化p(t2)-p(t1)に等しい。きわめて短時間のみ作用する撃力ではF(t)は測ることができないので,力積を用いて力の効果を表すのが便利である。

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大辞林 第三版の解説

りきせき【力積】

力が作用した時間と、その力との積。力の大きさや方向が時間とともに変化する場合には、力を時間で積分した値。力積は力を受ける物体のその時間内での運動量の変化に等しい。インパルス。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

力積
りきせき

物体に与える衝撃の強さを表す量で、作用した衝撃力とそれが持続した短い時間の積。バットで打ち返されたボールのように、運動する物体の速度が瞬間的に大きく変化する場合が少なくない自動車の衝突なども同様である。たとえば、ボールに与えた衝撃力を、力が働いている短い時間Δ(デルタ)tの間は一定の力Fであったとする。バットで打つ前後のボールの速度をvv´と表すと、「質量(m)に速度の時間変化を掛けたものは、そのとき働く力に等しい」というニュートンの運動法則の式は、
  m×(v´-v)/ΔtF
となる。この式を書き改めると
  mv´-mvFΔt
となる。左辺は打撃によるボールの運動量の変化である。衝撃の強さは動いてきた物体の速度の変化と質量に比例するので、質量と速度の積である運動量が、運動の激しさを表す量となる。この式は一般に成立して、「運動量の変化は、衝撃力とその力の持続時間の積に等しい」ことを示している。ここで現れた「力×持続時間」を力積(インパルス)とよんでいる。力積は短い時間のみ大きな力が働く場合に有用な量である。前記の式はわれわれの経験とよく一致している。たとえば、硬い床板の上に落としたコップは割れやすいが、ふとんの上に落としたコップは割れにくいことなどである。[池田清美]

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