羊歯植物(読み)シダショクブツ

  • 羊=歯植物

デジタル大辞泉の解説

維管束植物一群世代交代をし、無性世代胞子体)は・葉からなり、葉の裏面胞子嚢(ほうしのう)をつけ、胞子をつくる。有性世代は散布された胞子が発芽してできた前葉体配偶体)で、これに生じた卵子と精子が受精すると、また胞子体となる。数センチのものから、数メートルの高さになる木生シダまである。ウラジロワラビヘゴなど約1万種が知られ、化石も多い。

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大辞林 第三版の解説

植物界の一門。コケ植物と種子植物の間に位置する。古生代、特に石炭紀に栄え化石として出土。世代交代を行う。無性世代は大形で茎・葉・根に分化するものが多く、減数分裂によって胞子をつくる。胞子は発芽してきわめて小形だが独立した前葉体をつくり、これにできた精虫と卵が受精して再び無性世代となる。世界に約一万種あり、マツバラン・ヒカゲノカズラ・トクサ・シダの四綱に大別。羊歯類。シダ。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 シダ類、ヒカゲノカズラ類、トクサ類、マツバラン類からなる植物分類学上の名称。維管束の発達した根、茎、葉の三器官に分化した体をもつ。種子を形成するまで進化しておらず胞子によって繁殖する。胞子は母体から離れて発芽し、配偶体(前葉体)となる。すでに古生代中期に出現していたことが化石から知られ、特に石炭紀にはリンボク、ロボクなどが大森林を形成していた。現在では熱帯を中心として世界に広く分布し、約一万種類が知られ、日本には約五〇〇種がある。

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