しだ‐しょくぶつ【羊歯植物】
〘名〙
シダ類、
ヒカゲノカズラ類、
トクサ類、マツバラン類からなる植物分類学上の
名称。
維管束の発達した
根、
茎、葉の三器官に分化した体をもつ。
種子を形成するまで進化しておらず
胞子によって繁殖する。胞子は
母体から離れて発芽し、
配偶体(前葉体)となる。すでに古生代中期に出現していたことが
化石から知られ、特に
石炭紀には
リンボク、ロボクなどが大森林を形成していた。現在では
熱帯を中心として世界に広く分布し、約一万種類が知られ、日本には約五〇〇種がある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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