北山丸太(読み)きたやままるた

精選版 日本国語大辞典 「北山丸太」の意味・読み・例文・類語

きたやま‐まるた【北山丸太】

  1. 〘 名詞 〙 京都の北山付近から産する杉丸太
    1. [初出の実例]「北山丸太もかも川石も、けもない事になりて」(出典:随筆・胆大小心録(1808)三八)

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「北山丸太」の解説

北山丸太[工芸用具・工芸材料]
きたやままるた

近畿地方、京都府の地域ブランド。
京都府北山地方及びその周辺で植林し加工した杉材の丸太・垂木用丸太。長岡京平安京造営と深くかかわっており、室町時代安土桃山時代数寄屋造り茶室建築とともに発達した。材質は緻密、皮をむいた白い木肌は滑らかで光沢がある。変色がなく亀裂も入りにくいという。品種改良の努力をはじめとする600年の伝統が実を結んでいる。京都府伝統工芸品。2006(平成18)年12月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5011299号。地域団体商標の権利者は、京都北山丸太生産協同組合・京北銘木生産協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「北山丸太」の解説

北山丸太

京都府北山地方およびその周辺で産出される杉材「北山杉」を使用した丸太。床柱などの建築用材に用いられる。京都府伝統工芸品、また地域団体商標。

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