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医用高分子 いようこうぶんしbiomedical polymer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

医用高分子
いようこうぶんし
biomedical polymer

医学,歯学の分野で用いられる高分子の総称。材料としてはプラスチック,フィルム,ゴム,繊維などがあり,天然物と合成物とに分けられる。用途としては,使い捨て注射器などのディスポーザブル (使い捨て) 製品,人工腎臓などの人工臓器,形成外科などに用いられる体内補填物,絹糸などの縫合材料,医用接着剤,義歯床などの歯科材料などきわめて広い。医用高分子のそなえるべき条件として,滅菌ができること,生体への為害性 (毒性,発癌性,抗原性,催奇形性,刺激性,血液破壊性,血栓形成性など) がなくて生体適合性 biocompatibilityのよいものであることなどが必要である。高分子薬剤や医用固定化酵素なども一種の医用高分子といえよう。最近,進歩の著しいものの一つである。

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