医学,医療用に使われる高分子材料.医用高分子のなかで代用血管,人工心臓,人工食道,人工骨,人工血漿のように生体内部に使われる材料と,義歯,義眼のように生体外部で使われる材料とでは,材料として要求される条件が異なるが,一般に,
(1)化学的に不活性である,
(2)周囲に炎症を起こさず,異物反応がない,
(3)アレルギー反応がない,
(4)組織内で長期間機械的性質がかわらない,
ことが必要である.もっとも多く使われている医用高分子は軟質ポリ(塩化ビニル)であり,血液バック,体外循環用血液回路など,おもに生体外で一時的治療の目的に使われる.一方,長期間の体内埋め込み用としては,ポリ(メタクリル酸メチル)(コンタクトレンズ,歯科用樹脂など),ポリ(ジメチルシロキサン)(人工乳房,人工指関節,人工弁など),ポリ(テトラフルオロエチレン)(人工血管,人工靭帯など)があげられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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