コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

人工弁 じんこうべんartificial heart valve; prosthetic heart valve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人工弁
じんこうべん
artificial heart valve; prosthetic heart valve

先天性の病変心臓弁膜症などのために荒廃して,完全な機能を果せなくなった心臓の弁を代用するもの。心臓や大血管内に植込まれる。金属製弁枠の中のボールやディスクストッパーとして働くボール弁やディスク弁,ちょうつがいと類似した機構によって薄板が開閉するドア型弁,ブタなどの動物の心臓弁を薬品処理してつくった生体弁などの種類がある。 1955年,アメリカの C.A.ハーフナーゲルによってつくられ,臨床応用されたのが世界最初であり,現在では日本でも年間 1000近い症例に人工弁植込み手術が施行されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

じんこうべん【人工弁 artificial valve】

心臓の弁の機能が低下したときに代用される人工の弁。心臓には4個の弁(三尖弁,肺動脈弁,僧帽弁,大動脈弁)があり,弁構造がこわれてその機能が著しく低下した場合,これを修復するか,もしくは修復が不能であれば人工弁と取り替えなければならない。人工弁がはじめてヒトに使用されたのは,1952年アメリカのハフナーゲルC.A.Hufnagelが考案したもので,大動脈弁閉鎖不全症患者の下行大動脈に挿入された。以来今日まで幾多の改良が加えられ,現在多数の人工弁が使用されているが,大きく分けると機械弁と生体弁に分けられる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

人工弁の関連キーワード解離性大動脈瘤(急性大動脈解離)心臓弁膜症と歯科治療C.N. バーナード大動脈弁狭窄(症)エプシュタイン病大動脈弁狭窄症胸部大動脈瘤磁気共鳴画像僧帽弁狭窄症ブドウ球菌心内膜炎心臓外科人工心臓人工臓器弁形成術弁置換術医用材料先天性真菌症

今日のキーワード

あおり運転

危険運転の一種で、前方を走行する車両に対する嫌がらせ行為。車間距離を極端に詰めて道を譲るように強要する、猛スピードで追い回す、ハイビームやパッシング、並走しての幅寄せなどで威嚇する、といった行為が該当...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

人工弁の関連情報