十七史(読み)ジュウシチシ

デジタル大辞泉 「十七史」の意味・読み・例文・類語

じゅうしち‐し〔ジフシチ‐〕【十七史】

中国歴代正史17書の総称史記漢書後漢書三国志晋書宋書南斉書梁書陳書魏書北斉書周書隋書南史北史新唐書新五代史。これに宋史を加えて十八史ともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「十七史」の意味・読み・例文・類語

じゅうしち‐しジフシチ‥【十七史】

  1. 中国の正史で、五代史までの一七の総称。すなわち、史記・漢書・後漢書・三国志・晉書・宋書・南斉書・梁書・陳書・後魏書・北斉書・周書・隋書・南史・北史・新唐書・新五代史。
    1. [初出の実例]「今十七史に宋遼金元四朝別史を加て廿一史とするは」(出典:随筆・南畝莠言(1817)上)
    2. [その他の文献]〔宋史‐芸文志二・史類・史鈔類〕

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とっさの日本語便利帳 「十七史」の解説

十七史

中国の歴史書。▽『史記』、『漢書』、『後漢書』、『三国志』、『晋書』、『宋書』、『南斉書』、『梁書』、『陳書』、『北魏書』、『北斉書』、『周書』、『南史』、『北史』、『隋書』、『新唐書』、『新五代史』

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世界大百科事典(旧版)内の十七史の言及

【正史】より

…正史の呼称は《隋書》経籍志に始まり,《史記》以前の編年体の史書を古史というのに対して使われた。10世紀以後,政府によって公認された特定の史書に正史の名が冠せられ,司馬遷の《史記》にはじまり欧陽修の《五代史記》に至る歴代17種の紀伝体歴史書を十七史とした。正史の数は時代が下るにつれ増え,明代二十一史,清では二十二史となったが,乾隆以後,《旧五代史》《旧唐書》を加えて二十四史,1922年大総統徐世昌は柯劭忞(かしようびん)の《新元史》を入れて二十五史とした。…

※「十七史」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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