十二運(読み)ジュウニウン

デジタル大辞泉 「十二運」の意味・読み・例文・類語

じゅうに‐うん〔ジフニ‐〕【十二運】

九星で、12年で一巡する吉凶運勢。胎・養・長・沐・官・臨・帝・衰・病・死・墓・絶の12で、胎から帝までの7年を吉、衰から絶までの5年を凶とする。江戸時代に暦にのせられ、前の7年を有卦うけ、後の5年を無卦むけとした。

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精選版 日本国語大辞典 「十二運」の意味・読み・例文・類語

じゅうに‐うんジフニ‥【十二運】

  1. 〘 名詞 〙 中国で、一二年で一巡する運勢のこと。胎・養・長・沐・官・臨・帝・衰・病・死・墓・絶をいい、帝に至るまでの七年間は万事によいとされ、衰から後の五年間は万事に悪いとする。日本では江戸時代から雑書に記載するようになり、また、前の七年間を有卦(うけ)、後の五年間を無卦と称する。
    1. [初出の実例]「宿曜には十二運を勘へ」(出典:康頼宝物集(1179頃)中)

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占い用語集 「十二運」の解説

十二運

五行から見た十二支との関係性をあらわしたもの。「長生(ちょうせい)」・「沐浴(もくよく)」・「冠帯かんたい)」・「建禄(けんろく)」・「帝旺(ていおう)」・「衰(すい)」・「病(びょう)」・「死(し)」・「墓(ぼ)」・「絶(ぜつ)」・「胎(たい)」・「養(よう)」がある。運勢の強弱盛衰人間の成長過程に例えている。

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