( 1 )漢字はいろいろ当てられ、たとえば、「文明本節用集」には「南無 ナム 帰命語也救レ我也敬順也又南謨南芒南牟南膜南麽納無南莫南忙曩謨那蒙」とある。
( 2 )かな書きの「なも」という例も見られ、漢字で書かれたものの読みについては判然としない。
( 3 )下に続くことばによって、たとえば「南無阿彌陀仏」という場合には「なまみだぶ」と「なま」になることがある。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…サンスクリットのnamasを漢文仏典では帰命とも南無(なむ)とも訳しており,この両語は同じく〈頭を下げ敬意を示すこと〉,帰依(きえ)を意味している。したがって〈帰命頂礼(きみようちようらい)〉(額(ひたい)を地上につけて最敬礼すること)のように身体の動作と,〈至心帰命(ししんきみよう)〉(心中でひたすら帰依すること)の両面をふくんでいる。…
※「南無」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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