取箇郷帳(読み)トリカゴウチョウ

デジタル大辞泉 「取箇郷帳」の意味・読み・例文・類語

とりか‐ごうちょう〔‐ガウチヤウ〕【取箇郷帳】

郷帳ごうちょう

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精選版 日本国語大辞典 「取箇郷帳」の意味・読み・例文・類語

とりか‐ごうちょう ‥ガウチャウ【取箇郷帳】

〘名〙 江戸時代地方三帳(じかたさんちょう)一つ。村々から上納すべき本途物成(ほんとものなり)(=取箇)・小物成(こものなり)高掛物(たかがかりもの)・定納の運上冥加などを記し、年々の異動を訂正して代官所から勘定所毎年進達した帳簿郷帳取箇帳

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「取箇郷帳」の意味・わかりやすい解説

取箇郷帳
とりかごうちょう

成箇(なりか)郷帳ともいう。地方(じかた)三帳の一つ。取箇(年貢)ならびに上納額の定まった小物成(こものなり)(雑税)を記した徴収基本台帳。

[編集部]

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旺文社日本史事典 三訂版 「取箇郷帳」の解説

取箇郷帳
とりかごうちょう

江戸時代,天領貢租に関する帳簿。地方 (じかた) 三帳の一つ
郷帳ともいう。1村ごとに本途物成 (ほんとものなり) ・小物成・運上・冥加 (みようが) などいっさいの税を記し,年々の異動を訂正し,その年の分を翌年5月末までに代官が作成し,勘定所へ進達した。諸藩もこれにならった。

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百科事典マイペディア 「取箇郷帳」の意味・わかりやすい解説

取箇郷帳【とりかごうちょう】

地方三帳

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世界大百科事典(旧版)内の取箇郷帳の言及

【成箇郷帳】より

…取箇郷帳,単に郷帳ともいう。江戸幕府代官所,大名預所において成箇(取箇,年貢)および定納物の額を村ごとに記載し,毎年12月までに勘定所に提出した帳簿。…

※「取箇郷帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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