コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

古今組 こきんぐみ

3件 の用語解説(古今組の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

古今組
こきんぐみ

箏曲の曲種名。尾張の吉沢検校の作曲した新様式の箏曲で,古今調子という調弦による作曲。『千鳥の曲』『春の曲』『夏の曲』『秋の曲』『冬の曲』の5曲。『千鳥の曲』の後歌を除いて,すべて『古今和歌集』の和歌を歌詞とし,また『千鳥の曲』を除いていわゆる手事 (比較的まとまった長い器楽的間奏) のない組歌風の形式によるもので,三弦と合奏されることはない。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

こきん‐ぐみ【古今組】

箏曲(そうきょく)で、幕末に名古屋の2世吉沢検校が、古今集の和歌数首を組み合わせて作曲した「千鳥の曲」「春の曲」「夏の曲」「秋の曲」「冬の曲」の5曲の総称。三味線から離れた純箏曲を意図したもので、古今調子という雅俗折衷の調弦を用いる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

こきんぐみ【古今組】

安政(1854~1860)の頃に名古屋の吉沢検校けんぎようが作曲した「千鳥の曲」「春の曲」など五曲の箏曲の総称。古今集の歌を歌詞とし、古今調子という独特の調弦を用いる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の古今組の言及

【千鳥の曲】より

…箏曲の曲名。吉沢検校審一(しんのいち)作曲の古今組5曲の一つ。歌詞は,前歌に《古今集》賀の部の読人しらずの歌を,後歌に《金葉集》冬の部の源兼昌の歌を用いる。…

【吉沢検校】より

…雅楽や国学,和歌,漢学にも通じ,光崎検校に私淑し,和歌を歌詞とした新形式の箏組歌を作曲。《千鳥の曲》の後歌を除いて,《古今和歌集》から採っているので,古今組(《春の曲》《夏の曲》《秋の曲》《冬の曲》《千鳥の曲》),古今新組(《山桜》《唐衣》《初瀬川》《新雪月花》)と呼ばれている。この古今組の作曲にあたって考案した調弦は,古今調子と称し,雅楽の盤渉調(ばんしきちよう)をヒントにした雅俗折衷の調弦である。…

※「古今組」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

古今組の関連キーワード千鳥の曲虎沢検校光崎検校松阪春栄夏の曲吉沢小松景和吉沢検校(初代)吉沢検校(2代)春の曲

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone