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吉沢検校 よしざわけんぎょう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

吉沢検校
よしざわけんぎょう

[生]享和1(1801)/文化5(1808).10.2. 尾張
[没]明治5(1872).9.19. 京都
地歌箏曲の作曲,演奏で知られる音楽家。平曲の演奏,伝承も行なった。明通寺住職義照の孫で,父は古川勾当 (初代吉沢検校儀一) と伝えられる。文化 13 (1816) 年失明,初名古川花の一,天保2 (31) 年勾当,同5年検校となり,のちに吉沢審一と改名。

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デジタル大辞泉の解説

よしざわ‐けんぎょう〔よしざはケンゲウ〕【吉沢検校】

[1808?~1872]江戸末期の箏曲(そうきょく)家。2世。尾張の人。幕末期の復古的な精神を反映した純箏曲を作曲し、新しい調弦法を工夫した。作品に「千鳥の曲」「春の曲」「夏の曲」などの古今組(こきんぐみ)5曲など。

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百科事典マイペディアの解説

吉沢検校【よしざわけんぎょう】

地歌・箏曲家。名古屋生れ。9歳で失明。名は審一。古川勾当花ノ一から,1834年検校となり,のち2世吉沢と改姓。父の初世吉沢検校および荻野検校門下の中村検校などから平曲,地歌・箏曲,胡弓を学ぶ。

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世界大百科事典 第2版の解説

よしざわけんぎょう【吉沢検校】

盲人音楽家。(1)初世儀一(?‐1841(天保12)) 愛知県(尾張国)佐屋町明通寺住職の子。前名古川勾当(こうとう)。1831年(天保2)検校登官。(2)2世審一(しんのいち)(1801か08‐72∥享和1か文化5‐明治5) 初世の子。主として名古屋で活躍,京都に移住。1819年(文政2)勾当,34年(天保5)検校登官。初名古川花の一。中村検校(1799年登官,平曲は荻野検校門下)やその師の藤田勾当にも師事し,地歌・箏曲・胡弓および平曲を習得。

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大辞林 第三版の解説

よしざわけんぎょう【吉沢検校】

(二世)(1808?~1872) 江戸末期の箏曲家。名古屋の人。箏曲の独立(地歌への従属状態からの脱却)を目ざし、「千鳥の曲」「春の曲」などの五曲(「古今組こきんぐみ」と総称)を作曲した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

吉沢検校
よしざわけんぎょう
(1801/1808―1872)

江戸末期の生田流(いくたりゅう)箏曲(そうきょく)・地歌(じうた)の演奏家、作曲家。2世。初世吉沢検校(生没年不詳)の子。都名(いちな)は審一(しんのいち)。名古屋で生まれ、9歳で失明。父や藤田検校に箏曲・地歌、中村検校に平曲などを師事。1834年(天保5)検校登官後、雅楽、和歌、国学なども学んだ。尾張(おわり)藩主にも重用され、40代で尾州の盲人支配頭に列せられて五人扶持(ぶち)を得、藩主の祭祀(さいし)のおりにはつねに平曲を語った。55年(安政2)ごろ京都に移って光崎(みつざき)検校らの箏曲復古運動を受け継ぎ、雅楽の調子からヒントを得て古今調子などの独特な箏の調子を考案し、和歌を詞章とする新形式の箏組歌を生み出した。作品に古今組五曲(『千鳥(ちどり)の曲』『春の曲』『夏の曲』『秋の曲』『冬の曲』)や古今新組四曲(『山桜』『唐衣(からごろも)』『初瀬川』『新雪月花』)などがあるが、その斬新(ざんしん)的芸術活動は封建的箏曲地歌界からは敬遠され、不遇のまま没した。[平山けい子]

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世界大百科事典内の吉沢検校の言及

【秋の曲】より

…箏曲。2世吉沢検校作曲。手事(てごと)は松阪春栄補作。…

【千鳥の曲】より

…箏曲の曲名。吉沢検校審一(しんのいち)作曲の古今組5曲の一つ。歌詞は,前歌に《古今集》賀の部の読人しらずの歌を,後歌に《金葉集》冬の部の源兼昌の歌を用いる。…

【春の曲】より

…箏曲の曲名。吉沢検校作曲の古今組。手事および替手は松阪春栄(まつさかはるえ)(1854‐1920)が補作。…

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