台風の上陸(読み)たいふうのじょうりく

共同通信ニュース用語解説 「台風の上陸」の解説

台風の上陸

台風の中心が北海道本州四国九州海岸に達した時点気象庁が発表する。小さな島や狭い半島を抜けて短時間で再び海上に出た場合は「通過」と呼び「上陸」と区別する。上陸・通過した時刻は1時間を正時、15分、30分、45分を中心として4分割し、それぞれ「○時ごろ」「○時すぎ」「○時半ごろ」「○時前」と表現。発表時に最適なものを選ぶ。台風が上陸・通過しなくても国内にある気象台測候所などから300キロ圏内に入れば「接近」したことになる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「台風の上陸」の意味・わかりやすい解説

台風の上陸
たいふうのじょうりく

台風の中心が北海道,本州,四国,九州の海岸に達した状態。台風の中心が沖縄島やその他島嶼,小さい半島を横切って短時間で再び海上に出る場合は「台風の通過」という。また,台風の中心がある地点や地理的な境界線海岸線県境など)から半径 300km以内の域内に入ることを「台風の接近」といい,日本本土への接近という場合は,北海道,本州,四国,九州のいずれかへの接近をさす。台風の上陸数が多い都道府県と数は,1986年から 2007年の統計では,鹿児島県 12,和歌山県 10である。台風の接近が多い都道府県と数は,1951年から 2007年の統計で,沖縄県 422,東京都 319(伊豆諸島小笠原を含む),鹿児島県 274である。

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