吉田沙保里(読み)ヨシダサオリ

デジタル大辞泉 「吉田沙保里」の意味・読み・例文・類語

よしだ‐さおり〔‐サホリ〕【吉田沙保里】

[1982~ ]レスリング選手。三重の生まれ。アテネ・北京・ロンドンと、オリンピックで3大会連続の金メダル獲得。また、オリンピックと世界選手権をあわせて、16大会連続世界一を達成した。国民栄誉賞受賞

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吉田沙保里」の意味・わかりやすい解説

吉田沙保里
よしださおり

[生]1982.10.5. 三重,一志
レスリング選手。3歳のとき,元全日本王者だった父の指導でレスリングを始めた。2000,2001年と世界ジュニア選手権大会を連覇するなど,低くて出足の鋭いタックルを武器に日本女子レスリング界のエースに駆け上がり,女子フリースタイル 55kg級で 2004年アテネ・オリンピック競技大会,2008年北京オリンピック競技大会,2012年ロンドン・オリンピック競技大会オリンピック競技大会 3連覇を成し遂げた。オリンピックの熱気が冷めぬ 2012年9月,世界選手権大会で 10大会連続の優勝を飾り,3度のオリンピック競技大会を含めた世界大会で通算 13連覇という偉業を達成。これは,ロシアの男子レスリング選手アレクサンドル・カレリンを抜いて男女史上最多優勝選手として『ギネス世界記録』にも認定された。2001年の全日本選手権大会準決勝で敗れてから 2008年1月の女子ワールドカップ団体戦で負けるまで公式戦 119連勝を記録,「霊長類最強女子」と呼ばれた。これらの功績をたたえ,2012年に国民栄誉賞を授与された。

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百科事典マイペディア 「吉田沙保里」の意味・わかりやすい解説

吉田沙保里【よしださおり】

女子レスリング選手。三重県津市生まれ。自宅で開いていたレスリング道場で3歳からレスリングを始め父の指導のもとで力を伸ばした。2000年,2001年世界ジュニア選手権を2連覇。2004年のアテネオリンピックで金メダルを獲得。2008年の北京オリンピックで連覇,2012年のロンドンオリンピックでは3連覇を達成し,3個目の金メダルを獲得した。2008年紫綬褒章受章,2012年国民栄誉賞を受賞。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田沙保里」の解説

吉田沙保里 よしだ-さおり

1982- 平成時代の女子レスリング選手。
昭和57年10月5日生まれ。階級は55kg級,53kg級。元全日本王者の父・吉田栄勝の指導で3歳からレスリングをはじめ,久居高から中京女子大にすすむ。平成12年,13年世界ジュニア選手権(58kg級)連覇。16年アテネ五輪で金メダル。20年北京五輪で連覇。24年ロンドン五輪では開会式旗手をつとめ,試合も3連覇,3個目の金メダルを獲得。鋭いタックルを得意とする。24年世界選手権10連覇を達成し,五輪・世界選手権での連勝記録も62にのばした。同年菊池寛賞,国民栄誉賞。27年世界選手権13連覇を達成,五輪・世界選手権あわせて16大会連続世界一となる。ALSOK所属。三重県出身。

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367日誕生日大事典 「吉田沙保里」の解説

吉田 沙保里 (よしだ さおり)

生年月日:1982年10月25日
平成時代のレスリング選手

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