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名和靖 ナワヤスシ

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デジタル大辞泉の解説

なわ‐やすし【名和靖】

[1857~1926]昆虫学者。岐阜の生まれ。明治29年(1896)名和昆虫研究所を岐阜市に設立、農作物害虫の駆除・予防を研究。翌年から月刊誌「昆虫世界」を発刊、これは昭和21年(1946)まで続いた。著「名和日本昆虫図説」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

名和靖 なわ-やすし

1857-1926 明治-大正時代の昆虫学者。
安政4年10月8日生まれ。母校岐阜農学校や岐阜師範で教師をつとめる。明治29年郷里の岐阜市に名和昆虫研究所を設立,月刊雑誌「昆虫世界」を発行。農作物の害虫とその予防法を研究し,また昆虫知識の普及につくした。大正15年8月30日死去。70歳。著作に「薔薇(ばら)の一株」「日本昆虫譜」など。

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朝日日本歴史人物事典の解説

名和靖

没年:昭和1.8.30(1926)
生年:安政4.10.8(1857.11.24)
明治大正期の昆虫研究家。名和昆虫研究所(岐阜市大宮町)の創設者。美濃国(岐阜県)本巣郡船本村生まれ。明治15(1882)年岐阜農学校を卒業後,華陽学園で教えていたが,やがて帝国大学(東大)に学び,その後,岐阜師範学校,岐阜中学校で指導する。29年職を辞し昆虫研究所を設立し,昆虫学の普及はもとより農業,とりわけ害虫駆除やその予防に関する知識の普及に努める。30年月刊誌『昆虫世界』を創刊。著書『薔薇の一株昆虫世界』(1897)は国会図書館に所蔵されているが,その内容は現在重視されている生態系学習の先駆としての価値を持つものといえよう。

(鈴木善次)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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大辞林 第三版の解説

なわやすし【名和靖】

1857~1926) 動物学者。岐阜県生まれ。1896年(明治29)名和昆虫研究所を設立。月刊誌「昆虫世界」を刊行し、昆虫学の普及と農作物の害虫駆除・予防に貢献。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

名和靖
なわやすし
(1857―1926)

昆虫研究家。美濃(みの)国本巣郡船木村(現、岐阜県瑞穂(みずほ)市重里(しげさと))に生まれる。岐阜農学校を卒業し、母校と華陽学園に数年在職したのち、東京帝国大学で研修を積んだ。その後、岐阜師範学校および中学校で教鞭(きょうべん)をとったが、1896年(明治29)に退職、岐阜市に名和昆虫研究所を設立した。以後はもっぱら昆虫学と農作害虫などの予防と駆除の普及に努めた。1897年に出版した『薔薇(ばら)の一株昆虫世界』はバラをめぐって展開される昆虫の生活を描いて人々の注意を促している。ほかに『新式昆虫標本製作法』などの著書もあり、また名和昆虫研究所から1897年以降1946年(昭和21)まで発行した月刊誌『昆虫世界』には多数の論説、報告などを執筆した。名和昆虫研究所は岐阜市岐阜公園内にあり、第二次世界大戦までは全国害虫駆除講習会を開催するなど日本の昆虫学界に大きな貢献をした。1907年(明治40)には記念昆虫館が、1919年(大正8)には昆虫博物館が建設され、現在は昆虫博物館を中心にギフチョウ(1883年に靖が発見)などの常設展示、昆虫教室などの活動をしている。2代目梅吉、3代目正男、4代目秀雄が後を継いでいる。[中根猛彦]

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世界大百科事典内の名和靖の言及

【インセクタリウム】より

…水族館に似た構造の建物に陸槽を並べ世界各地から採集した珍しい昆虫を展示する形式はヨーロッパの主な動物園に次々にできた。 日本では1896年名和靖が岐阜公園に昆虫博物館を設立し,標本と同時に生態展示も試みた。しかし本格的なものは1954年宝塚昆虫館に設けられ,つづいて57年豊島園にもできた。…

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