事典 日本の地域ブランド・名産品 「和ろうそく」の解説
和ろうそく[祭礼・和楽器]
わろうそく
飛騨市で製作されている。江戸時代の明和年間(1764年〜1772年)に創業され240年の歴史を有する手づくりの和ろうそく。芯に何度も蝋をつけて太くする製法で、一本ずつかたちが違うなど手づくりならではの味わいがある。すべて植物を原料としているため、煤が少なく風にも強い。年輪状の切り口のため蝋が横に流れず長持ちするなどの特徴があり、土産物として人気が高い。岐阜県郷土工芸品。
和ろうそく[祭礼・和楽器]
わろうそく
喜多郡内子町で製作されている。和紙とい草でつくった芯の周りに、素手で櫨の実から搾りとった蝋をかけ、何度も繰り返し塗り固めてつくられる。特徴は、煤が出ないこと。愛媛県伝統的特産品。
和ろうそく[祭礼・和楽器]
わろうそく
彦根市・高島市・長浜市で製作されている。櫨の実を原料とする純植物性の和ろうそく。一本ずつ手づくりされている。煙が少なく長持ちするのが特徴。滋賀県伝統的工芸品。
和ろうそく[祭礼・和楽器]
わろうそく
西宮市で製作されている。江戸時代に姫路藩でつくられたのが起源。櫨の木の実を原料とし、い草から取り出した灯心を芯に使用。純植物性のろうそく。兵庫県伝統的工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報