デジタル大辞泉 「善し悪し」の意味・読み・例文・類語 よし‐あし【善し▽悪し/良し▽悪し】 1 よいことと悪いこと。よいか悪いか。ぜんあく。よしわるし。「―を見分ける」「事の―をわきまえない」2 よいとも悪いともすぐには判断できかねる状態であること。よしわるし。「まじめすぎるのも―だ」[類語]是非・正否・当否・可否・可不可・適否・良否・理非・正邪・善悪・曲直きょくちょく・優劣・一長一短・長短・一利一害・痛し痒し よし‐わるし【善し悪し】 「よしあし」に同じ。「品の善し悪しを見分ける」「車をもつのも善し悪しだ」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「善し悪し」の意味・読み・例文・類語 よし‐あし【善悪・良悪】 〘 名詞 〙① よいことと悪いこと。また、よいかわるいかということ。善悪(ぜんあく)、吉凶、良否など。[初出の実例]「品(しな)こそ男も女もあらまほしき事なめれ。家の君にてあるにもたれかはよしあしを定むる」(出典:能因本枕(10C終)三一一)② よい点も悪い点もあって、どちらか一方にと急には決められない状態。また、よいか悪いかを簡単に判断はできないが、どちらかといえば悪い状態。[初出の実例]「五三人の一座のうち、しょたいめんの男の、はなす女郎に、つれの近づき有は、よしあし也」(出典:評判記・吉原すずめ(1667)上)「小供に学問をさせるのも、好(ヨ)し悪(ア)しだね」(出典:こゝろ(1914)〈夏目漱石〉中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例