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是非 ゼヒ

デジタル大辞泉の解説

ぜ‐ひ【是非】

[名](スル)
是と非。正しいことと正しくないこと。また、正しいかどうかということ。「是非を論じる」「是非を問う」
物事のよしあしを議論し判断すること。批評すること。
「新聞が全紙面を埋めて是れを―する位じゃないか」〈荷風ふらんす物語
[副]
どんな困難も乗り越えて実行しようとするさま。どうあっても。きっと。「計画を是非やり遂げたい」
心をこめて、強く願うさま。なにとぞ。「是非おいでください」
ある条件のもとでは必ずそうなると判断できるさま。必ず。きまって。
「尾端の所から喰ふ様にすると、―跡へよい所が残る」〈松翁道話・一〉

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大辞林 第三版の解説

ぜひ【是非】

( 名 ) スル
よいことと悪いこと。可否。当否。 「物事の-をわきまえる」 「 -を論ずる」
善悪・適否を論ずること。批評すること。 「一身の利害を以て天下の事を-す可べからず/文明論之概略 諭吉
( 副 )
(下に「ください」「たい」など依頼や願望を表す語を伴って)あることの実現・実行を強く希望する気持ちを表す。どうしても。是が非でも。 「 -一度お越し下さい」 「 -勝ちたい」
(「なさい」「さい」など、命令などを表す語を伴って)ある行動を強く勧める気持ちを表す。迷うことなく。 「 -自分の目で確かめなさい」
ある条件のもとでは必ずそういう結果になることを表す。かならず。きっと。 「道で寄つて暇乞をする、-高岡を通るのだから/義血俠血 鏡花」 → ぜひにぜひとも

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世界大百科事典内の是非の言及

【四端】より

…中国,儒教の主張の一つ。孟子によれば,人の身体に四つの手足があるように,心のなかにも惻隠(そくいん)(あわれみいたむ心),羞悪(しゆうお)(悪を恥じ憎む心),辞譲(譲りあう心),是非(よしあしを見わける心)の四つが本来的に備わっていて,これら四つの芽生え(四端)を,それぞれ仁,義,礼,智という完全な徳へとたいせつに育てあげねばならないという(《孟子》公孫丑上篇)。朱熹は仁義礼智を〈性〉(本性)とし,〈四端〉とはそれらが〈情〉として外に現れ出た〈緒〉(端緒,いとぐち)だと解釈する(《孟子集注(しつちゆう)》)。…

※「是非」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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