喜茂別町(読み)きもべつちよう

日本歴史地名大系 「喜茂別町」の解説

喜茂別町
きもべつちよう

面積:一八九・五一平方キロ(境界未定)

昭和二七年(一九五二)七月虻田あぶた郡喜茂別村が町制を施行して成立(市町村沿革台帳)。北部は虻田郡京極きようごく町、東部は札幌市南区および胆振支庁有珠うす大滝おおたき村、南西部は留寿都るすつ村・真狩まつかり村と接する。西部には羊蹄ようてい(一八九八メートル)尻別しりべつ(一一〇七・四メートル)などがあり、尻別川とその支流喜茂別川が喜茂別市街の南で合流したあと北流する。その流域平地がみられるが、総面積の五七・二パーセントは山林原野で、畑地は八・三パーセント(「後志の統計」平成一〇年刊)。多雪地帯で、平均気温は一月が零下七・五度、八月は摂氏二一・九度(町勢要覧)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「喜茂別町」の意味・わかりやすい解説

喜茂別〔町〕
きもべつ

北海道西部,尻別川の上流域にある町。羊蹄山の東麓,支笏湖の西方に位置する。 1952年町制。地名アイヌ語のキモーベツ (奥のほうの川,または山間の川の意) に由来。 1904年頃から移住者が増加。主産業は,ジャガイモ,アスパラガスなどの畑地農業で,養豚などの畜産も行われる。アスパラガスの生産から缶詰までの一貫作業を行う工場がある。札幌市との境界中山峠 (836m) は,羊蹄山,ニセコ連峰,札幌岳などを一望できる景勝地で,スキー場や体育館がある。羊蹄山の高山植物群落は天然記念物。国道 230号線,276号線が通る。面積 189.41km2(境界未定)。人口 2156(2020)。

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