噴水効果(読み)フンスイコウカ

デジタル大辞泉 「噴水効果」の意味・読み・例文・類語

ふんすい‐こうか〔‐カウクワ〕【噴水効果】

デパートで、食品売り場を中心とする地下施設を充実させ、店舗全体の売り上げ増加につなげる販売方法。集客力の高いテナントの配置催事などで顧客を呼び込み、下から上への客の流れをつくり、ついで買いをねらうもの。→シャワー効果デパ地下

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法則の辞典 「噴水効果」の解説

噴水効果【fountain effect】

液体ヘリウム(He II)に,内部エメリー粉末を充てんし,上下金網で押さえた管を毛細管下端に取り付けて浸し,エメリー粉末に光を照射すると,液体ヘリウムが管を通って噴水状に吹き出す.これはエメリー粉末が光を吸してわずかながら周囲より高温となるため噴水圧が生じる結果である.

噴水効果【fountain effect】

集客力のある施設が出現すると,その周囲の店舗などへの来訪者が増加することをいう.つまり「おこぼれに与る」プラス効果を指している.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の噴水効果の言及

【超流動】より

…ヘリウム4 4Heの液体である液体ヘリウム4は2.17K以下で,また4Heの同位元素である3Heの液体(液体ヘリウム3)は1mK以下でこの現象を示す。超流動状態では,液体はきわめて細い管の中を圧力差なしに流れ,また,第2音波や噴水効果など種々の奇妙な現象が観測される。 液体ヘリウム4に,液体ヘリウムIIと呼ばれる相が存在することはW.H.ケーソムらによって1927年に発見され,これが粘性0の超流動相であることは38年にP.L.カピッツァによって確かめられた。…

※「噴水効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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