四捨五入(読み)シシャゴニュウ

デジタル大辞泉 「四捨五入」の意味・読み・例文・類語

ししゃ‐ごにゅう〔‐ゴニフ〕【四捨五入】

[名](スル)計算で、求めるけたの次の端数が4以下なら切り捨て、5以上なら切り上げて1とし、求めるけたに加える方法。「小数第三位を四捨五入する」
[類語]二捨三入

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四捨五入」の意味・読み・例文・類語

ししゃ‐ごにゅう‥ゴニフ【四捨五入】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 近似値を求めるときの端数を処理する方法の一つ。端数の最初の位が四以下のときは切り捨て、五以上のときは切り上げる。
    1. [初出の実例]「一毛四など出たる時は、捨て一毛余と記し、是を四捨五入といふて」(出典:地方凡例録(1794)三)
  3. 比喩的に、物事の細かい点を考えずに、大まかなこととして把握すること。

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四字熟語を知る辞典 「四捨五入」の解説

四捨五入

端数の最初の位が四以下のときは切り捨て、五以上のときは切り上げること。また、比喩的に、物事の細かい点を考えずに、大まかなこととして把握すること。

[活用] ―する。

[使用例] それはあの人が、何かの都合で、自分過去を四捨五入し簡明に整理しようとして書いたのではなかろうか[太宰治惜別|1945]

[使用例] ボアソナード調査のすえ、台湾は“無主の地”であるとした。が、ボアソナードは、四捨五入しすぎている。清朝は台湾についてはこれを視野に入れつつも、精密な領有化には不熱心だっただけである[司馬遼太郎*台湾紀行|1994]

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