困弊(読み)コンペイ

デジタル大辞泉 「困弊」の意味・読み・例文・類語

こん‐ぺい【困弊】

[名](スル)民衆などが、苦しみ疲れること。「貧窮に困弊しはてる」
[類語]疲れ困憊こんぱい疲労過労疲弊くたびれ倦怠けんたい疲憊ひはい所労心労気疲れ気苦労旅疲れ

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精選版 日本国語大辞典 「困弊」の意味・読み・例文・類語

こん‐ぺい【困弊】

  1. 〘 名詞 〙 苦しみ疲れること。困憊(こんぱい)
    1. [初出の実例]「頼義遷任、適致困敝」(出典日本外史(1827)三)
    2. 「正金銀を流通せしめ以て良民の困弊を救ふべし」(出典:明六雑誌‐二六号(1875)紙幣成行妄想録〈神田孝平〉)
    3. [その他の文献]〔魏志‐夏侯玄〕

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普及版 字通 「困弊」の読み・字形・画数・意味

【困弊】こんぺい

苦しみつかれる。〔旧唐書、李密伝〕密、)讓にきて曰く、今兵衆に多く、糧出づる無し。(も)し曠日(くわうじつ)持久せば、則ち人馬困し、大一たび臨まば死すること日無(なか)らん。

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