世界中で光に関する新しい知識と光関連の活動を促進することを目的とする国際連合による国際年で、2015年。正式名称は「光と光技術の国際年」で、略称IYL2015。光と光技術が地球規模での将来の発展に重要であることを啓蒙するために、ユネスコ(国際教育科学文化機関)が推進役となり、2013年の国連総会で採択・決議された。光技術の応用は医療、エネルギー、情報、通信、一次産業、天文、建築等あらゆる科学技術から芸術、文化の中核をなすため、さまざまなイベントを通じて、光と光技術を紹介した。2015年を国際光年としたのは、1015年のイブン・アル・ハイサムによる光に関する研究から1000年、1915年のアインシュタインの一般相対性理論構築から100年など、光科学の歴史における一連の重要な発見・発明の節目の年であることが考慮されたことによる。
[編集部 2023年12月14日]