精選版 日本国語大辞典 「埋草」の意味・読み・例文・類語
うめ‐くさ【埋草】
〘名〙
※太平記(14C後)二〇「堀溝をうめん為に、うめ草三万余荷を〈略〉持ち寄せさせ」
③ 欠けた部分を補ったり、また、空白の所を充たしたりするもの。うめあわせ。
④ 新聞、雑誌で、余白を埋めるために入れる、ちょっとした記事。
うもれ‐ぐさ【埋草】
〘名〙 樹木の陰などに生え、人に気づかれない草。また、おおいかぶさる草。転じて、世の人に忘れられ寂しく暮らす人のたとえ。
※新撰六帖(1244頃)六「大荒木の本あらの下の埋草さも老いらくの末ぞいぶせき〈藤原信実〉」
うずめ‐ぐさ うづめ‥【埋草】
〘名〙 敵の城を攻めるとき、堀、溝などを埋めるために使う草、その他の雑物。うめくさ。
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