デジタル大辞泉 「培う」の意味・読み・例文・類語 つち‐か・う〔‐かふ〕【培う】 [動ワ五(ハ四)]《「土つち養かう」の意》1 根元に土をかけて植物を育てる。「花を賞せんとする者は、必ずその根に―・うことを忘れてはならぬ」〈河上肇・貧乏物語〉2 大切に養い育てる。「体力を―・う」「友情を―・う」[可能]つちかえる[類語]育てる・育む・養う・育て上げる・食わせる・手塩に掛ける・養育・保育・育児・子育て・扶養・養護 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「培う」の意味・読み・例文・類語 つち‐か・う‥かふ【培】 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙 ( 土で養(か)うの意 )① 根もとに土をかぶせて、草木を育成する。栽培する。〔十巻本和名抄(934頃)〕[初出の実例]「人なき日藤に培ふ法師かな」(出典:俳諧・蕪村句集(1784)春)② 育成する。養い育てる。[初出の実例]「もって生れたある性質〈略〉を培(ツチカ)ひ育てて」(出典:銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉後) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例