デジタル大辞泉
「食わせる」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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くわ‐・せるくは‥【食・喰】
- 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]くは・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 - ① 飲食させる。食べさせる。くらわす。
- [初出の実例]「もと見し人の前に出で来て、物くはせなどしけり」(出典:伊勢物語(10C前)六二)
- ② くわえさせる。口にふくませる。
- [初出の実例]「侍従聞きて〈略〉つとめて黒方に銀(しろがね)の鯉くはせて、その鯉にかく書きつけて奉れたり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)
- ③ ( 「目をくわす」の形で ) 目を合わせる。目で合図する。→めくわす。
- [初出の実例]「大将の御方をあまたたびみやらせたまふに、めをくはせ給へば、御おもていとあかくなりて」(出典:大鏡(12C前)二)
- ④ やしなう。扶養する。
- [初出の実例]「此身(おれ)が勝手で不来に居たからといって、女房や母を喰(クハ)せずに置れるものか」(出典:人情本・英対暖語(1838)四)
- ⑤ 相手の意思にかかわりなく受けさせる。与える。こうむらせる。くらわせる。
- [初出の実例]「バウヲ cuuasuru(クワスル)」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- ⑥ 打つ。たたく。なぐる。くらわす。
- [初出の実例]「二つづつくわせて、あどはひっこむ」(出典:虎明本狂言・丼礑(室町末‐近世初))
- ⑦ 弓に矢をつがえる。打ち食わす。
- ⑧ だます。あざむく。だしぬく。はめる。→一杯食わせる。
- [初出の実例]「『判官殿の思ひ人と又くわせたは、其心はいかに』『弁慶です』」(出典:虎明本狂言・今参(室町末‐近世初))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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