育む(読み)ハグクム

デジタル大辞泉 「育む」の意味・読み・例文・類語

は‐ぐく・む【育む】

[動マ五(四)]《「羽は含くくむ」の意》
1 親鳥がひなを羽で包んで育てる。「ひなを―・む」
2 養い育てる。「大自然に―・まれる」
3 大事に守って発展させる。「二人の愛を―・む」
[類語]育てる・養う・培う・養育・扶育・哺育ほいく・愛育・撫育ぶいく・育児・子育て・保育・訓育・守り・培う・育て上げる・食わせる・手塩に掛ける・扶養・養護・飼育・飼養・栽培・培養

はごく・む【▽育む】

[動マ四]「はぐくむ」に同じ。
「万人まんにんを―・み助けんためなり」〈沙石集・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「育む」の意味・読み・例文・類語

は‐ぐく・む【育】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 ( 「羽包(はくく)む」の意 )
  2. ① 親鳥がひな鳥を羽でおおい包む。
    1. [初出の実例]「旅人の宿りせむ野に霜ふらば吾が子羽褁(はぐくめ)天の鶴群(たづむら)」(出典:万葉集(8C後)九・一七九一)
  3. ② 養い育てる。養育する。また、世話をする。面倒をみる。
    1. [初出の実例]「はぐくみし君をくもゐになしてよりおほはらをこそたのむべらなれ」(出典:重之集(1004頃)下)
  4. ③ いつくしみ大切に扱う。かわいがる。
    1. [初出の実例]「大船に妹乗るものにあらませば羽具久美(はグクミ)もちて行かましものを」(出典:万葉集(8C後)一五・三五七九)
  5. ④ いたわり守る。かばう。また、精神や感情を大切にしてそれを伸長させる。
    1. [初出の実例]「さるかたの後見にてはぐくまむとおもほしとりて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)
  6. ⑤ 治療する。療養する。
    1. [初出の実例]「信濃なるなすのみゆをもあむさばや人をはぐくみ病やむべく〈よみ人しらず〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)二六)

はごく・む【育】

  1. 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 「はぐくむ(育)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「はこくみし君を雲井になしてより大空を社たのむへらなれ」(出典:類従本重之集(1004頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む