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元肥 もとごえ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

元肥
もとごえ

追肥に対する。基肥 (きひ) ,原肥 (げんぴ) ともいう。播種や移植の直前またはそれ以前に施す肥料。通常,主として堆肥厩肥緑肥などの遅効性肥料が用いられ,これに若干の人糞尿,硫酸アンモニウム過リン酸石灰などの速効性肥料を混用する。

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百科事典マイペディアの解説

元肥【もとごえ】

基肥(きひ)とも。種まきや苗の移植の前に施す肥料。一年生作物では肥料のかなりの部分を元肥として施す。寒冷地,早生種,施肥量の少ない場合に元肥の割合が多い。一般に堆肥リン酸肥料など遅効性の肥料を用いる。
→関連項目過リン(燐)酸石灰トーマスリン(燐)肥肥料溶成リン(燐)肥

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世界大百科事典 第2版の解説

もとごえ【元肥】

作物の種播き前,あるいは苗の移植の前に農地に施用する肥料。基肥とも書き,〈きひ〉ともいう。元肥は作物の若い時期の活発な生長を助け,苗の活着を促すのに役立ち,作物生育の土台をつくることになるので,通常の栽培では必ず施用する。また一部は土壌中に保持されて作物の後期の生育にも役立つ。 堆肥や厩肥(きゆうひ)などの粗大有機物有機質肥料は,土壌中であらかじめ分解されないと肥効を示さないので,追肥に用いても効果はなく元肥に用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

元肥
もとごえ

基肥(きひ)ともいい、移植や播種(はしゅ)に先だって施される肥料のことである。機械化の進んだ現在では播種と同時に施される場合が増えた。施される肥料は堆肥(たいひ)などの有機質肥料と無機質の窒素、リン、カリ(カリウム)、石灰、ケイ酸、苦土などで、窒素、カリ以外は全量が元肥として施されるのが普通である。窒素、カリは元肥と追肥との割合が作物の種類、土壌や気象の条件などで違ってくるが、生育期間の長い作物や砂質土など肥もちの悪い土壌、雨の多い暖地ほど追肥の比重が高くなる。緩効性肥料を用いると追肥を減らしたり省略できる場合もあり、このような施肥法を基肥重点施肥という。[小山雄生]

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