壇場山古墳(読み)だんじょうざんこふん

国指定史跡ガイドの解説

だんじょうざんこふん【壇場山古墳】


兵庫県姫路市御国野町にある古墳群。指定名称「壇場山古墳 第一-二-三古墳(だいいちにさんこふん)」。壇場山古墳は、市川東岸の御国野(みくにの)台地にある全長143mの西播磨(はりま)最大の前方後円墳で、幅20mほどの周濠をめぐらし、陪塚(ばいちょう)を配している。かつて壇場山古墳の周辺には10基ほどの古墳があったとされるが、1辺約50mの方墳で長持ち形石棺を埋葬する第三古墳(山之越古墳)、さらに長持ち形石棺を埋葬施設とした可能性が高い第二古墳(櫛之堂古墳)、径18mの円墳である第一古墳(林堂東塚)の3基とあわせて、1921年(大正10)に国の史跡に指定された。これらの古墳は、各地における代表的な古墳の埋葬棺である長持ち形石棺が集中する古墳群を形成していることから、典型的な盛期の古墳であり、石棺の製作地である高砂市竜山との関係を示唆するものとして重要視されている。JR山陽本線御着(ごちゃく)駅から徒歩約10分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報