変物(読み)ヘンブツ

精選版 日本国語大辞典 「変物」の意味・読み・例文・類語

へん‐ぶつ【変物・偏物】

  1. 〘 名詞 〙 ふつうの人と変わっている人。偏屈な人。変わり者。変人。また、かわった物。異様な物。
    1. [初出の実例]「未だ甞て三面六臂。三室荒神の如き変物(ヘンブツ)を産せず」(出典:造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉一)

かわり‐ものかはり‥【変物】

  1. 〘 名詞 〙 普通と違う物。変化したもの。また、形を変えた物。
    1. [初出の実例]「鼻の高いことに極って居るところへ、飛切世間無類といふ低いのが現はれたら、天狗の変りもので変狗だと思ふだらう」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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