夏椿(読み)ナツツバキ

精選版 日本国語大辞典 「夏椿」の意味・読み・例文・類語

なつ‐つばき【夏椿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ツバキ科の落葉高木。本州の福島県以南、四国、九州の山地に生え、庭木としても植えられる。高さ一五メートル、径〇・六メートルぐらいになる。葉は短柄をもち長さ約一〇センチメートル、倒卵形または楕円形で先がとがり、縁に細鋸歯がある。葉の裏と葉柄には白い細毛を生じる。初夏葉腋に径約五センチメートルの白い五弁花をつける。果実は卵形で熟すと五片に裂ける。材は建築・器具・彫刻用。しゃら。しゃらのき。さるなめ。《 季語・夏 》 〔物品識名(1809)〕
  3. 植物なにわいばら(難波薔薇)」の異名。〔大和本草批正(1810頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む