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外鰓 がいさいexternal gill

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

外鰓
がいさい
external gill

表皮から体外へ突出する糸状樹枝状,羽状などの (えら) 。水呼吸のための呼吸器無脊椎動物では環形動物多毛類の頭端または各体節に左右対をなして生じる。また脊椎動物では,両生類,一部魚類 (肺魚総鰭類) の幼生でみられ,鰓域の表皮の筒状の突起 (3対) が枝分れして総状になる。サンショウウオ類では変態時まで残るが,カエル類では,鰓蓋形成に伴って鰓腔内に包み込まれて退化し,内鰓を生じる。

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デジタル大辞泉の解説

がい‐さい〔グワイ‐〕【外×鰓】

両生類や肺魚などの幼生の呼吸器官で、頭部両側から突出する羽毛状のえら。多くの種では成長につれて退化・消失する。そとえら。⇔内鰓

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大辞林 第三版の解説

がいさい【外鰓】

両生類の幼生や、肺魚など一部魚類の幼生の呼吸器官。支持骨のない総状・羽状の鰓えらが体外に突出したもの。 ↔ 内鰓
ヒトデ類の背面あるいは背腹両面の体表に、内部の体腔壁が突出した薄い囊のう状物。呼吸器官と考えられる。皮鰓。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

外鰓
がいさい

両生類の幼生、一部の硬骨魚類の幼生にみられる補助的な呼吸器官。体外に突出した房状、羽状のえらのことをいう。これに対し、通常の魚類のえらのように、鰓裂内にあり体外に露出しないものを内鰓ともいう。外鰓は、魚類ではアフリカ産のポリプテルスPolypterusや、アフリカや南アメリカの肺魚にみられ、血管に富むために赤くみえる。両生類の有尾類は3対の外鰓をもつが、一生の間、外鰓をもった幼生のままの姿で過ごす種類もある。無尾類の幼生は、初め外鰓をもつが、鰓蓋(さいがい)の形成につれて鰓腔(さいこう)内に包み込まれ、やがて退化してしまう。[高橋純夫]

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世界大百科事典内の外鰓の言及

【えら(鰓)】より

…一生を水中で暮らす魚類では,鰓弓の外後側に無数の鰓弁gill lamellaが2列に並び,呼吸器官として働く。軟骨魚類では鰓裂は5~7対あるが,各鰓弓に2列に並ぶ鰓弁の間に介在する鰓隔膜が長く延長して体表に達するため,各鰓裂は別々に外鰓孔によって体表へ開口する。硬骨魚類では鰓裂はふつう5対あるが,鰓隔膜が退縮して体表から遊離し,体表にはえらを保護する鰓蓋gill coverが発達するので,全鰓裂は1個の共通の外鰓孔を通し体外へ開く。…

※「外鰓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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