大前神社(読み)おおさきじんじや

日本歴史地名大系 「大前神社」の解説

大前神社
おおさきじんじや

[現在地名]真岡市東郷 大前

五行ごぎよう川右岸、東郷ひがしごうのほぼ中央、大前(古名大崎)鎮座。旧県社。祭神は大己貴命と事代主命。創建年代は未詳。神護景雲年間(七六七―七七〇)社殿が再建されたと伝える。「延喜式」神名帳に「大前オホサキノ神社」とみえる。大前権現とよばれ、中世は芳賀氏の崇敬と保護を受け、社運が興隆し、大内おおうち庄三三ヵ郷の総鎮守として繁栄したと伝える。

大前神社
おおさきじんじや

[現在地名]藤岡町大前

蓮花れんげ川東岸の字磯城宮しきのみやにある。祭神は於褒婀娜式知命、神日本磐余彦火火出見命を配祀する。旧郷社。おおまえともよばれる。「延喜式」神名帳にみえる都賀郡「大前神社」に比定される。創建の時期は不明。社地の磯城宮は豊城入彦命の子孫御諸別王が政務を執ったところと伝え(赤麻郷土史)大前おおまえたたら跡との関連も考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大前神社」の解説

大前神社

栃木県真岡市にある神社。“大前”は「おおさき」と読む。祭神は大国主神(おおくにぬしのかみ)、事代主神(ことしろぬしのかみ)。境内全高約20mのえびす像がある。

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