江戸時代,大名が設けた飛脚。近世の藩は城下と江戸・京都・大坂その他の土地との連絡のために,足軽・仲間・小者を飛脚として使用し,郵便物を輸送させた。代表的なものに名古屋藩・和歌山藩の七里飛脚や金沢藩の三度飛脚などがある。七里飛脚は国元と江戸を結ぶために7里ごとにおいた飛脚だが,大名飛脚は一般的には継飛脚形式ではなく,交代せずに直接目的地まで運送した。藩財政の悪化から町飛脚に輸送をゆだねたり,七里飛脚をまねて,一定距離間隔の宿駅本陣・問屋へ書状輸送を任せたりした藩もある。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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