コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

大坪流 オオツボリュウ

4件 の用語解説(大坪流の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

おおつぼ‐りゅう〔おほつぼリウ〕【大坪流】

馬術の流派の一。室町初期、大坪慶秀が始めたもの。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

おおつぼりゅう【大坪流】

和式馬術の代表的流派。流祖は大坪式部大輔慶秀(すけひで)(広秀とも記し,道禅と号す。出自,生没年確説なし)。14世紀末~15世紀中ごろ,足利義満,義持に仕え,小笠原流を学んで名手となり大坪流を開いた。また鞍(くら),あぶみの製作でも有名。小笠原流が〈弓馬故実〉を中心としたのに対し,大坪流は馬術を専門として門戸を開放したので弟子が多く,技術論とともに精神論も確立。後代までいわゆる和式馬術流派中で最大の地位を占めた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

おおつぼりゅう【大坪流】

馬術の一派。祖は大坪式部大輔慶秀すけひで。室町初期に始まる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大坪流
おおつぼりゅう

古流馬術の一つで、流祖は大坪慶秀(すけひで)(一に広秀、道禅と号す)。のちに佐々木流、上田流、荒木流など多くの支流を分岐し、八条流と並んで近世馬術の主流をなした。慶秀の技法の伝系については、いろいろな説があるが、それらを大別すると、(1)鹿島の神伝によって馬術の精妙を得、初め鹿島流と称し、のち大坪流と改めたもので、古今独歩というべきであるとする説、(2)慶秀は生国信州、小笠原信濃守政長(おがさわらしなののかみまさなが)(?~1365)についてこれを学び、政長の子長基に従って京都に上り、室町幕府に仕えて高名をはせたという、小笠原流よりの分岐説、(3)相州鎌倉の住人、湯山入道中原玄性(げんしょう)の伝を継いだ大吏国景より高麗(こうらい)流の馭術(ぎょじゅつ)を学び、ついに馭家三伝を発明して金鞭(きんべん)(極意の証(あかし))を得、一流を樹立するに至ったとする説などがある。
 慶秀のあと、村上加賀守永幸(かがのかみながゆき)(徳全)がこれを継承し、その門から遊佐河内入道、同孫左衛門、斎藤備前守(びぜんのかみ)国忠(芳連)らの逸材を出し、さらに室町末期には、のちに大坪流中興の祖といわれる斎藤安芸守好玄(あきのかみよしはる)(1500―72)が将軍足利義輝(あしかがよしてる)に伝書30巻を献じて天下無双と称された。その門から佐々木近江守義賢(おうみのかみよしかた)、細川左衛門佐康政(さえもんのすけやすまさ)(上田吉之丞重秀(しげひで)の師)、荒木志摩守元清らの名手を輩出し、江戸時代この門流が諸藩に普及する因をつくった。[渡邉一郎]
『『日本馬術史 第2巻』(1940・日本乗馬協会) ▽『日本武術大系第5巻 馬術』(1982・同朋舎出版)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大坪流の関連キーワード三木長成酒井孝子清岡輝忠一刀流織部流三才女流祖和式斎藤定易八条房隆

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone