大宮通(読み)おおみやどおり

精選版 日本国語大辞典 「大宮通」の意味・読み・例文・類語

おおみや‐どおり おほみやどほり【大宮通】

京都市市街南北に通る道路一つ。ほぼ平安京の東大宮大路にあたるが、さらに北は紫野紫竹を経て大宮、西賀茂まで、南は十条までに及ぶ。大宮。
浮世草子世間胸算用(1692)二「後には大宮通りの喧嘩屋とぞいへり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本歴史地名大系 「大宮通」の解説

大宮通
おおみやどおり

平安京開設時に開かれた東大宮ひがしおおみや大路にほぼ該当。上・中・下京を南北に貫通。「坊目誌」は「北は安居院今宮旅所前に起る。之を大宮頭と称す。南九条に至る。(中略)文明以来荒廃せしも、道路のみは通せしが如し」と記す。

東大宮大路は一条大路から二条大路の間で大内裏東辺りに接する。通り名の由来を「京雀」は「北のゆきあたりは今宮の御旅町とて、西東只一町あり(中略)そのわたりに大宮権現のやしろあり、此故に町筋の名とす」と記す。この「大宮権現」は、現北区の久我くが神社。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大宮通」の意味・わかりやすい解説

大宮通
おおみやどおり

京都市の市街地中央部を南北に通じる街路。ほぼ平安京の東大宮大路にあたる。四条通と交わる四条大宮付近は繁華街

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android