諸橋轍次(もろはしてつじ)(1883-1982)の著になる代表的な漢和辞典。大修館書店発行。全13巻(本文12巻,索引1巻)。B5判約1万5000ページ。親文字4万9964字(《康煕字典》の4万2174字より字数が多いのは,新字・略字などを入れたため),熟語数約52万6500(《佩文韻府(はいぶんいんぷ)》は42万),挿図約2800。第1巻の刊行は1943年で,やがて第2巻が刊行されようとするころ,第2次世界大戦の戦災のため,組版全部を焼失した。戦後,新たに版を起こし,55年に復刊第1巻を発行,60年,最後の13巻目の索引が発行された。その間,著者は過労のため視力をそこない,ほとんど失明状態になった。著者の助手となった人は約90人,出版に関係した延べ人員は25万8000人といわれる。著者は本辞典をはじめとする漢文学研究の業績により1965年に文化勲章を受けた。なお,縮写版(A5判)も1966-68年に刊行された。
執筆者:魚返 善雄
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…1928),《新字鑑》(塩谷温編。1938),《大漢和辞典》13巻(諸橋轍次編。1955‐60),白川静《字統》(1984)などがある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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